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詩集 | 海神現代詩集作品一覧

「海神のうた」

 これやこのうつせみの世のものがたり

 海底深き岩割れて波の襲いし人の世の

 長き命も子供らも水に飲まれし悔しさを

 言葉尽くせぬ残されし命恐ろし原発の

 発電施設炎上し核物質の広がりぬ

 遠き地に降る雨の日の風の流れにおびえつつ

 ただ映像の流れるを体震わせ見るばかり

 直下余震の恐怖(くふ)去らず家揺れて夜も寝れぬ日の

 この胸裂ける人の世を我何ゆえに許せしや

1.喩・ひそむ

「喩・ひそむ」   空白は行の終わり  淡いすき間に  見えかくれする  花びらたちは  風のあかし  夢の  ...

2.夢・記号たち

「夢・記号たち」  最近、妙な夢ばかりみる  ゆめのなかに  文字が出てくる  「夢」  最初にみた文字のゆめ  暗闇の中に白抜きで  浮かび上...

3.遊動円木

「遊動円木」 小学校の放課後の校庭 誰もいないのに揺れる遊動円木 小首をかしげてランドセルしょった 幼い私はいつまでもそれを見ている ...

4.春先不安

「春先不安」 春先 不安 猫  不安 明日 坂道 犬  不安 じっと銃口 妻  不安 ナイフ翳して 子も不安 人の心は...

5.paramita(現代詩訳般若心経) 

「paramita」 生きること 愛すること 信頼しあえる 希望に向かう 健やかである お金を増やす 喜びは 一瞬のうち...


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