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夢の中の永遠(1)

「夢の中の永遠」(1) 犬の鳴き声が聞こえる…… それは笹の葉に置かれた水玉であった。霧状の雨滴が冷たい笹の上に露を結んで周囲の景色を映し出し、ひとつの小...

夢の中の永遠(2)

「夢の中の永遠」(2) オフミーティングの会場は駅前の喫茶店だった。一階が銀行であるビルの地下に降りていくと明るい店内がカウンター越しに見渡せる小ぢんまりした店である。...

夢の中の永遠(3)

「夢の中の永遠」(3) れもんは消えてしまった。れもんは最初からいなかったのだ。れあもんという、悪魔を名乗る男に、僕はだまされていた。しかし、本当のところあいつは何者な...

夢の中の永遠(4)

「夢の中の永遠」(4) 「それより、あなたもBBSを開局しませんか。いま、パソコン通信をやっている環境にホストシステムのソフトさえあれば、単回線ネットならすぐにでも開局...

海と牧童(1)

海と牧童(1) 春先の風は時に強く剃刀の薄刃のように少年の頬を撫でつけていく。産毛が陽光にきらめく柔らかい皮膚は、その度ごとに鋭く傷つけられているかのようだ。少年 ...

海と牧童(2)

海と牧童(2) ある日、少年は牧舎を出ると「中の泉」と呼ばれる小さな泉に向かった。広い牧場には他にも4つの泉があって、いつも羊たちが群れていたが、この中の泉にはあ...

海と牧童(3)

海と牧童(3) ある日少年は中の泉を訪れた。当然そこにはあの牝羊が自分を待っていてくれると思ったのである。ところが彼女は居なかった。 少年はがっかりして、いろい...

 

 

 
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